2024. 09. 016 分
海外通販の返品をゼロにする:プロが教える「画面越し」のサイズ予想
サイズ違いによる返品は、お金も時間も環境も浪費します。写真の角度や素材説明から「履き心地」を透視するテクニックを公開します。
ネットショッピングの普及で世界中から靴を選べるようになりましたが、同時に「サイズが合わずに返品」という苦労も増えています。送料無料であっても、再梱包して営業所に持ち込む手間は甚大です。プロのバイヤーたちは、実物を見る前にどのようにしてフィット感を予想しているのでしょうか。画面越しに「靴を透視する」ための3つのチェックポイントを伝授します。
1. 「真上からの写真」でToe Boxを確認する
商品写真の中で最も価値があるのは、靴を真上から捉えた俯瞰写真です。つま先の形(トウボックス)をよく見てください。
- 尖った三角形: 幅広の足には向きません。1サイズ上げても小指が当たる可能性が高いです。
- 丸いラウンドトウ: 日本人の足に馴染みやすく、いつものサイズで成功しやすい形です。
- 四角いスクエアトウ: 内部にゆとりがあるため、ハーフサイズ下げても履ける場合があります。
2. 素材の説明文から「遊び」を読み解く
「パテントレザー(エナメル)」や「TPU素材」という単語があれば要注意。これらは1mmも伸びません。逆に、「フライニット」「プライムニット」といったニット素材なら、伸縮性があるためハーフサイズ程度の誤差は許容範囲となります。硬い素材の場合は、迷った瞬間に大きい方を選ぶのが、返品を回避する賢明な判断です。
3. レビュー内の「ベンチマーク」を探す
単に「いいサイズでした」というレビューは無視してください。価値があるのは、「ナイキのエアフォース1で27cmの私が、これは27.5cmでちょうど良かった」といった、比較対象(ベンチマーク)を出しているレビューです。AF1やオールスターなど、世界中でサイズ感が知られている靴を基準に語っている人の意見は、何よりも信頼できる地図になります。
結論:冷静な分析が、快適なショッピングを作る
一目惚れの興奮でポチる前に、一度深呼吸を。形、素材、そして他人の比較データ。この3要素をパズルのように組み合わせれば、届いた箱を開けて試し履きした瞬間の「違和感」を、驚くほどの確率でゼロに近づけることができます。